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◆日時:
1月29日(月)23:00開演予定
◆会場:
cossette' Laem Singh Hall
http://maps.secondlife.com/secondlife/Laem%20Singh/170/185/705
◆出演:
Kazusa Yoshikawa "rencontre"
Setsuna Flagon "にゃん"
Yopi Yoshikawa "祇王" 新作
Kazusa Yoshikawa "恋人を射ち墜とした日"
◆来場に際してのお願い
・SIMにご来場頂く前になるべく、スクリプトは軽くしてくださいますようお願いいたします。
・開演は23時ですが、舞台では事前に読み込みなど行っております。早めのご来場をオススメします。
・演目は表情や指先の動きなどを使いますので、ぜひBENTO対応のビューワをご利用ください。
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私は何とか新作が間に合いました。
前々からテーマにしてみたかった、平家物語の「祇王」の章。
若くて美しい後輩に自分の愛人を奪われて、お屋敷から追い出されてしまう
哀しい白拍子のお話です。
原作には「泣き暮らした」とありますが、現代社会の女性と同じで、
「泣き暮らす」と言っても、日々の生活の為には仕事を続けるしか無かっただろうと思います。
かつては都一の白拍子といわれた芸の道に生きた女性です。
むしろ舞を舞う事で気持ちを紛らわしながら生きていたのではないかと私は思いました。
今まで以上に舞に集中することで、その瞬間だけはつらい想いを忘れる。
だけど何もしなければ涙は溢れて苦しかったことでしょう。
魂だけは過去に置き去りで、はたと気が付くと季節はすっかり変わっていたことでしょう。
若い女にさっさと気持ちを移して、自分を追い出したような
ろくでもない男でも、日を追うごとに
「私なんかを好きになってくれて本当にありがとう」
そんな気持ちになって、誰もいない空間に礼を言ったりすることだってあったでしょう。
きっとそうだったに違いない…。
この演目で、これらの事を表現してみたつもりでいます。
お楽しみいただけたら幸いです。
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