2018年7月22日日曜日

Cleopatra 製作後記

お久しぶりのよぴです。
3月以来、プライベートが多忙でお暇しておりました。
(今も暇ではありませんw)


3月の私の演目「クレオパトラ」は、とんでもなく時間がかかってしまった作品でした。
(↓は例のごとく没セットの供養です。ほかにも没セットが3個ほどあります…)



この演目の前振りになる作品を作ったのは、デビューして2年目だった気がします。

とにかく、色んなことを気づかされた因縁のテーマであったりします。

そしてこの演目。
構想7年、実際の作業時間が無駄に2年余り…。
何度も、何度も、私の心をへし折って、時には何時間も
私の時間を食い物にしてくれた、まさにファラオの呪いのような演目です。

発表が無事終わった今も、「エジプト」という文字が見えると、
「あわわ…見ないと…! 読まないと…! 録画しないと…!」
と身体が勝手に動いてしまいます。

作っている間、一番苦労したのは王宮の再現。

神殿の遺跡の資料はあるものの、王宮の資料が無かったため、考古学者のように「こんなのだったのではないか?!」と、想像力のすべてをそこにつぎ込んだ気がします。 ↓コレね。



製作過程では、インドになってしまったり、ヨーロッパになってしまったり、何となく中国の紫禁城っぽかったり…。

テクスチャも、売っているものの大半は、現在の風化した遺跡から作られているので、そのまま使用すると王墓になってしまうので使えなくて…( ;∀;)

衣装も意外に選択肢が少ない…。

同業者の方ならわかっていただけると思うのですが、
この業界の衣装は身体が良く動くので、衣装として使える服=綺麗でカッコいい服
とは限らないのです。(動くたびに身が出過ぎなのはアウトw)
未だ衣装に納得している訳ではないのが、この演目の最大の呪いかもしれません。

次に苦労したのは全体の構成です。

ベースになった旧作品では、クレオパトラの生涯を
字幕を使ってお客様に説明していました。

しかし字幕にしてしまうと、テクスチャの読み込みが大変になってしまったり、字幕がセットを邪魔してしまったり。

対策としてHUDにすると、お客様にHUDを装着してもらう手間が発生し…。

当時、演目を見たお友達の貴重な意見で、

「面倒だし、演目の字幕を読むのに必死で、何か見落とした気がする(;´・ω・)」

と言われたこともあって、
なんとか字幕なしで表現することができないものかと、発表直前までチマチマ悩んで、へたくそなアニメをいっぱい作りました。

相性の問題だと思うのですが、私はアニメづくりがスクリプトの次に苦手です。

頑張った甲斐あったかな…?

そんなこんなで、一回だけの公演ではちょっと物足りません。

機会があれば是非もう一度演じたいなぁ…。( *´艸`)

その際は応援よろしくお願いします。



今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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